入国審査

ビザラン

ここでいうビザランとは、タイに長期滞在するために、隣国に出国して、隣国大使館でビザを取得してタイに戻る行為を指します。

正規のビザを取得しているので、制度上問題はないのですが、この行為でタイに長期滞在する外国人が増え、不法就労や犯罪などの問題が社会問題化したためにこの行為を帰省する法律が作られました。

ビザラン規制法


「LAW」と書かれた本のイラスト

タイでは2014年にビザラン規制法が制定されました。
この法律でタイの入国審査に変化が生まれました。

ビザラン規制法の背景


1997年に発生したアジア通貨危機以降タイでは観光客の誘致に力を入れてきました。アメイジングタイランドというキャンペーンは功を奏し、2019年には年間入国者数が4000万に近ずくほどでした。

増え続ける外国人観光客で観光収入も増える一方でタイの社会問題となったのが長期に滞在し、不法に就労する外国人問題でした。

オーバーステイしたり、隣国でビザランすることで延々とタイに居住し社会問題化した不良外国人帰省のために制定されたのがビザラン規制法です。

ビザラン規制法で定めたこと


ビザラン規制法では外国人のタイでの長期居住に制限を設けるために各種の規制が設けられました。

  • ビザランの回数制限
  • 外国人のタイ居住日数の制限

細かい内容は公表されておりませんが各種の情報を整理すると、ビザランの回数は年間2回まで、タイ居住は年間180日を超えないこと。この二つが基本線のようです。

入国審査での規制


入国審査のイラスト(アジア人)

入国審査でもパスポートに記載された過去の履歴で、ビザランの回数や通算滞在日数がチェックされるようです。

ビザランをしていなくても、ビザなし観光での入国回数の多い人、通算滞在日数の多い人の場合は、「次の入国には正規のビザを取得してください」と指導されるケースが増えています。

入国拒否も


入国審査で入国拒否を申し渡される人の数も急増しています。

タイリピーターで、長期滞在のために滞在延長したり、ビザランをしたりしている方にも多く発生しているようです。

入国審査官の権限

入国審査で言葉が通じない人のイラスト

入国審査官はどの国でも強い権限を与えられています。

口論や強すぎる抗議はよくない結果を招くことがありますので注意が必要です。

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