タイの入国審査では何を調べるの？
タイを度々訪れるリピーターの間では、タイの入国審査で「次の入国には正規のビザを取得してください」と指導されたり、別室に呼ばれて、調査されて最終的には入国拒否される例が気になっていると思います。
では、入国審査ではどのような点が調べられたり、質問されたりするのかを検証してみましょう。
ビザなし観光の回数が少ない場合
旅行者がビザなしの観光の場合で、条件を満たしていれば、ほとんど質問されることはありません。
ビザなし観光で回数が多い場合、滞在日数が多い場合
ビザなし観光で、回数が多かったり、毎回ギリギリまで滞在しているような場合は、入国審査官の質問を受ける場合があります。
【旅行の目的はなんですか？】
【タイで仕事をしていますか？】
ビザなしの入国の場合の目的は観光に限られていますので、目的が観光以外の場合は基本的にはなんらかのビザを取得する必要があります。
また、タイでは外国人の不法就労が社会問題化しており、ビザなしで働くのは論外です。
滞在延長履歴がある場合
ビザなし、あるいはビザのある場合でも、正規の手続きを踏んで滞在を延長できる場合があります。
滞在延長履歴があり、毎回ギリギリまで滞在している場合もなんらかの質問を受ける場合があります。
ビザランの履歴がある場合
ビザの期限が迫り隣国のタイ国大使館でビザを撮る行為をビザランと呼びます。
この行為自体は当然違法ではありませんが、注意が必要なのは、2014年にタイでビザラン規制法が制定されたことです。
ビザラン規制法は外国人がビザランでタイに長期滞在し、不法就労するようなケースを規制するための法律です。
そのため、パスポートにビザランの履歴があると、入国審査官からいろいろ質問を受けることが増えてきます。
それだけでなく、ビザランの履歴、回数、過去の滞在日数などによっては、入国拒否される場合もあります。
別室での調査
入国審査で、入国審査官の判断では処理できない場合は、別室に呼ばれることになります。別室では過去の滞在履歴や、目的、タイでは恋人がいるか？など各種の質問を受けます。その上で入国できるかどうかの判断を仰ぐことになります。
「今回の入国は認めますが、次回は正規のビザを取得してください」
または、
「今回は入国を認めません」
と言うどちらかの判断になるでしょう。
